不倫をテーマにした作品である、あなたのことはそれほど。
ドラマの最初では、みつも有島も、そしてまだ何も知らないりょうたも、それぞれが楽しそうで幸せそうでした。
みつも不倫に対して非常にポジティブで、「結婚してるから大丈夫!」なんて言っていたので、このドラマは不倫は楽しいと推奨したいのかなんて思ったほどです。
しかし6話まで見続けていて最初の印象とがらりと変わりました。どんどんシリアスな展開でドロドロになっています。
今回はドラマを見ていて学んだ恋愛について思ったことを、感想文にまとめてみました。
不倫は全員を不幸にする
これはもう100%言い切れますね。
りょうたはみつのことが大好きで大切にしたいだけなのに、不倫を知ったことによってどんどんみつに嫌われる行動を取ってしまいます。
有島のような格好をしてみても逆効果なだけで、楽しく過ごすためのルールもみつを追い詰めるだけです。結局みつも出て行ってしまいましたよね。
そしてみつ。最初は幸せでしたが、香子にもずばっと言われていた通り、有島とは先がありません。
ただもうやめられないところまできてしまっています。
最初は2番目に好きだったはずのりょうたのそばにももういられないほど、りょうたのことを恐れていますし怖がっています。
もうみつには戻れる場所がなくなってしまいました。
有島も有島で麗華やあこを大切にしたい、失いたくないと思っているはずなのに、みつを完全に拒絶することはできません。
不倫をしているのは自分なのでかなり身勝手ではありますが、麗華に対する罪悪感、そして自分に対する嫌悪感もきっと感じているはずです。
最後に麗華ですが、麗華も有島を追い詰めたり疑ったりしたいはずがないんですね。
子供も産まれたばかりなので、穏やかで楽しい家庭を築きたいに決まっています。だけど有島が優柔不断な限り、そしてみつがいる限りずっと不安を持ち続けなければいけないなんて、辛いですよね。
このドラマは誰一人幸せになっていないんです。
不倫は本当に恐ろしいですね。
自分が一番大切な人とは恋愛はできない
これはりょうたやみつを見ていて感じたことです。
りょうたはみつが好き、みつは有島が好き、と口では言っていますが、結局は自分が一番好きで自分が一番大切なのです。
そうでなければ、相手に拒絶されてもそのまま突っ走るなんてできないはずです。りょうたのみつへの台詞、
「みっちゃん。ずっと君を愛することができるんだ。誓うよ。これが僕のプレゼントです。」
「みっちゃん以上の人はいないし、みっちゃんにも僕以上の人はいない。」
「僕は別れないよ。」
「それでも好きだよ。」
どれも自分が主体ですよね。ルールを決めたりするのも結局は自分のためなのです。そんな押し付けの恋愛が上手くいくはずはありません。
それはみつも同じですね。本当に有島が好きで大切にしたいなら、困らせたくないはずです。
それなのにみつは、麗華に浮気を悟らせるようなことをしたり、相手から返事がないのにラインをどんどん送り続けたり、別れを告げられたのに強引に押し切ったりしています。
相手にどう思われてもいい、他の人がどうなっても構わないなんていう恋愛には破滅しか待っていません。
本当の自分を見せた上で結婚するのが一番大切
みつのように、占いで2番目に好きな人と結婚したら幸せになると言われたから結婚しました!なんて人はいないと思いますが、本当の自分を隠したまま結婚する人たちはきっといるでしょう。
りょうたもみつもお互いに本当の自分を隠したまま結婚してしまいました。
だから小田原にも「幸せな夫婦を演じている」と言われてしまうのです。これはまさにその通りだと思います。
演じていることで成り立っていた2人だったならば、最後まで演じ続けなければいけなかったんですね。
それができなくなった時点でその先に幸せはなくなってしまいます。
感想文のまとめ
このドラマを見ていて、恋愛について色んな気づきをもらっているなと思います。
不倫なんて最低!みつと有島は最低!とこのドラマを否定する人も中にはいますが、反面教師として見ると、このドラマには幸せな結婚をするためのヒントがたくさん隠されているような気がします。
ぜひ不倫ドラマは嫌だなんて言わずに、たくさんの人に見てもらいたいドラマだなと思います。
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